第一章その1:教育者のゴール
まず初めに、これから教育者を目指す方は、新しい美容師の人生を左右する責任を背負う自覚を持って、教育に取り組んでください。
目指すべき教育のゴールの結論から述べます。
“行動力、成長欲、探究心のある美容師に育てる”ことです。
行動力とは、言わずもがな、自分自身の目標達成の為の行動を起こせることです。
成長欲とは、目標や夢を見つけることです。夢というと大きく過大なイメージですが、もっと目先のことでも良くてむしろ初めはその方が良いです。例えば、〇〇が欲しい。〇〇に行きたい。などでも良くて、いわば“欲求”そのものです。
探究心とは、物事の価値や在り方を深く考えることです。分かりやすく極端に言うと“当たり前を疑う”ことです。
本当に価値があるのか?本当の価値とは?など、物事に対して常に“why”の思考を持つことです。
これらの、ムーブ、欲求、思考の大切さを理解した美容師であれば、まずおかしな価値観やズレた感覚にはなりません。また、大抵の美容師はデビュー後に学ぶ、練習することをやめます。
それはプレイヤーとしても美容師寿命を縮める行為ですので、学び続けられる人に育てる必要があります。
262の法則
どんな組織や集団にも「成果を出す上位2割」「平均的な中位6割」「貢献度の低い下位2割」という人材構成比率が自然発生するという原理のこと。
この、262の法則で言えば、新卒生は初めは皆、全員下位の2である認識を持つこと。そして、上位の2を目指しているが、まだ到達できてはいない中位6に育てて下さい。
純粋な中位6に育ててしまうといずれ下位の2になる可能性があるので、飽く迄上位2を目指す6を育てるのがベストです。
なぜなら、262の法則では上記の内容とは別に重要なポイントがあり、それが下位の2を切り捨てれば、中位の6から新たにエンゲージメントの低い下位2が生まれる。と言う点です。
その為、上位を目指す事が重要になります。もちろん上位2になれれば素晴らしい事ですが現実は厳しいです。
しかし、向上し続ける事ができれば、下位に落ちる可能性は低くなります。
完璧を作らずに、完璧を目指せる人に育てる。これが重要です。
最後にまとめると、行動力、成長欲、探究心、のある子に育てて送り出すことが教育者のゴール
それは“自ら学び成長し続けられる人”と言うことです。
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